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藻類バイオマス

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  • 2016年3月21日 5:13 PM

次世代エネルギーということで言えば、太陽光発電、風力発電、水素エネルギーが有名だが、藻を使ってエネルギーを生みだそう、という研究が現実味を帯びてきている。藻類に含まれるオイルを抽出し、液体燃料化しようというプロジェクトだ。

藻類は、地球上最古の生物のひとつで、陸上植物よりずっと前に地球上に現れ、地球の大気をつくったとされている。昆布やワカメなどから、湖沼などにいる藻までを含めると、約4万種類はいるだろうと推定される。藻を繁茂させ、液体化し精製すれば、既存のガソリンスタンドをほぼそのまま使うこともでき、石油にとって替わるエネルギーになりうる。世界各国で藻類バイオマスエネルギーの研究は急速に進んでいる。日本全国のダムや湖沼からボトリオコッカスという藻を収集し、沖縄でオーランチオキトリウムという藻を収集した。2011年には、マツダと協力して、抽出した藻類炭化水素を使った自動車の走行実験を行った。